音楽
日本語版DVD。24-41。マニャーニ祭り。これは楽しい。堪能した。 実はタイトルだけは知っていた。ロベルト・ベニーニの『ライフ・イズ・ビューティフル』と同名があるという記事を読んだからだ。今回はアンナ・マニャーニを追いかけながらのキャッチアッ…
昨日朝カル立川で「イタリア映画を聴く」のシリーズとして「フェリーニとロータ(3)』を話してきました。ほんとうは『カビリアの夜』『甘い生活』そして『8½』の3本を話すつもりだったのです。でもね、いやいや、フェリーニ&ロータは奥が深い。結局はほ…
先日あるパーティで、友人がこの歌を歌ってくれた。そのときの流れで、歌う前にこの歌詞を即興で訳すことになったのだけど、あらためて読み返してみると、じつにいい歌だ。 作詞はエンニオ・ネーリ(1891–1985)。作曲はチェーザレ・アンドレア・ビクシオ(1…
www.youtube.com この曲を初めて聴いたのはエアロスミスのヴァージョンだった。「クライ・ミー・ア・リヴァー」というフレーズが耳に残る。いい歌だと思っていた。 それが今日、偶然に上の動画を見た。『女はそれを我慢できない』(1956)のなか、この曲最が…
8年ぶりにキュアロンの『トゥモロー・ワールド』(2006)を見直した。未見だったナギちゃんと一緒に見た。なんだかやたらと動物が出てくるねと言う。確かにそうだ。そしてラストシーンにかかるレノンの曲に「なんでここでこの曲なの?」と声をあげる。「キ…
『熊座の淡き星影』だけど、メイン音楽はセザール・フランクの『前奏曲、コラールとフーガ』。これが執拗に演奏される。最初はこのシーン。 youtu.be 次に印象的なのは、イタリアのポップス。最初にかかるのが Le Tigri の『if you don’t want』。ビートルズ…
ひさしぶりに朝ドラのことを書く。FBには上げていたんだけど、今回の『舞いあがれ!』はなかなか素敵だ。開始からぼちぼちメモをとっていたんだけど、気がつけばもう第6週で、その名も「スワン号の奇跡」。 いや奇跡なんて起きないのですよ。でも奇跡だなと…
ずっと気になっているファブリーツィオ・デアンドレ。なぜだか今朝、彼のこの曲が流れてきた。彼が歌っていたのではなく、別の誰かが歌っていた。気になって調べれば、デアンドレの『Fiume Sand Creek』だと知る。 「3度目を閉じたのにまだここにいる、おじ…
二日目。昨日買えなかったパーカーを買う。ホンジュラス製。サイズピッタリ。7500円は安くはないけど大満足。うえの娘も、インターミッションのときに自分用のTシャツを買いに走る。最初は買わなくてもよいとか言っていたんだけど、前半のプレイをみて震え…
グッズを買うために15時すぎに到着。すでに長蛇の列。カードを使えると書いてあったのに、カウンターには読み取り端末が2つしかなくて、長蛇の列。現金のほうは比較的スムーズ。欲しかったパーカーはサイズが売り切れ。 コンサートは定刻にはじまる。オー…
今日、2021年11月21日、神奈川で『アルトゥーロ・ウイの興隆』の舞台を見てきた。 このブレヒトの芝居を見たかったのは、ひとえにサム・ペキンパーの『戦争のはらわた』(1977)に、この芝居のセリフが引用されていることを知っていたからだ。それはこんなセ…
www.youtube.com いろいろな声が聞こえてくる。 クラプトンがワクチンを打ってひどい目にあったから、ワクチン証明書を必要とするコンサートには出演しないと表明したり、これにたいしてブライアン・メイが彼の音楽はすてきだけど、人間としてはフルーツケイ…
音楽との出会いはほんとうに偶然。G.Love & special sauce はCDショップで聞いたスネアの響きで、ピンク・フロイドはヒプノシスの奇妙な牛、そしてわがスージー・クワトロはもちろんジャケットのジャンプスーツ姿が大きかったにしても、ラジオから流れてきた…
フランコ・バッティアートが逝ってしまった。享年76歳。病気だったと公言していたけど、なんの病気かはわからない。だから誰もがその死を予感していながら、生きている姿があたりまえだと思っていた。どこか樹木希林を思わせる飄々とした覚悟、もしかしたら…
イタリアの4月25日は「解放記念日」。人気司会者ファビオ・ファツィオの番組「Che tempo che fa」では番組のなかで「感謝を口にする勇気」というビデオを作成して放送した。 "Il coraggio di dire grazie"Durante lo speciale sul #25aprile di @fabfazio de…
youtu.be きっかけはカナダのグザヴィエ・ドランの『胸騒ぎの恋人』(2010)を見たから。 filmarks.com このなかで使われているイタリア語版の『バン、バン!』が実に見事に使われていたので、どうせなら歌詞を訳してみようと思ったしだい。 歌詞のプロット…
11月2日に朝カル横浜で「ベルナルド・ベルトルッチとは誰だったのか」というお話をしてきました。 この日は奇しくも、ルキノ・ヴィスコンティの誕生日なのですが、本人はこの日付を不吉なものと感じていたらしい。というのも、11月2日はイタリアで「死者の日…
5年前、この曲をスタジオでやろうということになったときだ。ぼくはイントロのドラムリフに手こずって、こんな記事を書いている。 hgkmsn.hatenablog.com まあ、この記事では複雑なことを書いているけれど、それからぼくはこんなカウントを思いついた。12…
この曲には個人的な思い出がある。 イタリア語を習い始めの頃だ。ローマから来た留学生に『Azzurro』が入ったアルバムをプレゼントしてもらった。自分はそんなに好きじゃない。そういいながら彼女は、でもイタリア語やるなら持っておいてよいと思う。たしか…
来週の26日にザ・クランベリーズの最後のアルバム『イン・ジ・エンド』が発売になる。ドローレスが亡くなったのは昨年のはじめ(2018年1月15日)。英語版の Wikipedia によると、このアルバムに収録されている彼女の歌声は、2017年の3月ごろから書かれ、少し…
サンレモ 2019 の準優勝曲を訳してみた。最近のポップスはほとんど知らないからウルティモ(Ultimo)って最初は曲名だと思ったのだけど芸名なんだね。本名はニッコロー・モリコーニ、1996年のローマ生まれというから、おいおい、ほとんどうちの娘たちと同年…
今朝のニュースで、サンレモ音楽祭 2019 の優勝曲が "Soldi"だと知る。歌ったのは Alassandro Mahmood (YTの映像を見ると「マムッド」と呼ばれているようだ)で、歌詞は自作とのこと。イタリア版ウィキペディアによれば、母親はサルディニアの人で父親はエ…
最近ハマっている『Loud Hailer』。2016年のアルバムなんだけど、そのなかの一曲 Scared for the childeren がすごくよい。ジミヘンの『エンジェル』を明確に意識した曲だというのだが、そんなことを言われるとよけいにグッときてしまう。 www.youtube.com …
今月の10日、エンニオ・モリコーネ90歳の誕生日、イタリアのシネファクツ ( CineFacts!)というサイトから、巨匠がタランティーノを「おばか un cretino 」よばわりしたというニュースが配信された。記事はドイツのプレイボーイ誌を元ネタ *1 にしたもので…
ドメニコ・モドゥンニョといえば『ヴォラーレ Nel blu dipinto di blu』(1958)が有名だけど、その前に発表された『ヴェッキオ・フラック Vecchio frack』(1955)に触れる機会があった。なんとなく知ってはいたのだけれど、ちょっとじっくり聞いてみると、…
昨日、バンドメンバーからクランベリーズのある曲をやろうという提案があった。ギターを取り出してコードを探っていたのだけど、ぼくはどうしてもこっちの曲が頭から離れない。歌ってみるとシンプルなコードにキーも低め。案外いけるぞ、なんて思いながら歌…
www.youtube.com テクノビート 単調な波形 MAN HUMAN という声 反復して 反響する MAN MAN MAN MAN MAN の連呼 HUMAN の解体 ビートは 止まらない エレクトリックな装飾音 幾重にも纏い 先へ先へと 止まる気配のないビート まるで なんとしても あの真紅の …
www.youtube.com ジョヴァノッティを知ったのはたぶんこの曲だったと思う。NHKのテレビイタリア語が始まったのは1990年だけど、この曲はその4年後に発表されている。たしか、ちょうどそのころ出演しはじめたダニオ・ポニッシさんが番組のなかで紹介して…
あけましておめでとうございます。 お雑煮つくって、おせちを食べて、おとそを飲んで、初詣に行って帰ってきたら、新年早々に、飛び込んできたのがブライアン・イーノのこのツイート。これ、ぼくの大好きなアルバムなのです。 Robert Fripp: You Burn Me Up …
ジョヴァノッティのニューアルバムを聞いた。その一曲目、リズムが気に入った。歌詞も悪くない。むしろ、その嫌味のない若々しさが心地よい。 1966年生まれで今年51歳になったジョヴァノッティ。若造(ジョヴァノット)ではない。けれども、ここには50代…