5年前、この曲をスタジオでやろうということになったときだ。ぼくはイントロのドラムリフに手こずって、こんな記事を書いている。
まあ、この記事では複雑なことを書いているけれど、それからぼくはこんなカウントを思いついた。
1234|1234
| アイウ
アイウエ|オアイウ
アイウエ|オアイウ
アイウエ|アイウア
イアイア|イウエオ
これでなんとか演奏してきたきたのだけど、どうもピンとこないところがある。ところが昨日のことだ。アルジェント研究会の二次会で、ある秘密を教えてもらった。というか、その筋では有名な話でもあるようなのだけど、ぼくにとっては「えっ、そうだったんだ」と目からウロコ。
じつはあのドラムリフは、チャック・ベリーの "Johnny B. Goode" のイントロのリフとぴったり合うというのである。実際、YouTube で検索をかけてみると、こんな投稿がヒットした。
なるほどピッタリだ。ボンゾのドラムリフは、実のところチャック・ベリーのロックンロールに捧げられていたのだ。そう考えるのが、自然な気がしてきた。実際LZにはチャック・ベリー のカヴァーもある。
そんなことを思いながら検索していたら、ロシアのユーチューバーがこんな演奏を披露してくれている。イントロでは、明らかに Johnny B.Goode をフィーチャーしているのが聞こえると思う。
www.youtube.com
いやはや、何気なく聞いている時には全く問題がない。ところが真似してみようとするととんでもなく難しい。がんばってリズムをブレークダウンしたのはよいけれど、どうしてこんなことになったのかさっぱりわからない。ところが、あのチャック・ベリーの有名なリフが背後になったと言われると、すべての謎が溶けてゆく。
それって単なるリップオフではない。ルーツへのリスペクトなんだよね。ボンゾだけじゃない。キース・リチャードやエリック・クラプトンのようなイギリスの若者たちが、遠いアメリカから聞こえてきたあのギターリフにやられてしまったのだから、これはすごいことなのかもしれないよな。
これがチャック・ベリーのオリジナル。
この人もカヴァーしてるんだよね。
もちろん忘れてはならないのは、あの映画でのこの人のカヴァー。
www.youtube.com
まあ、このネタにチャック本人は怒っただろうけど...
さて、こちらはLZのロックンロール。
でもLZはやっぱりライヴが最高。
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