2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧
マックルモアー&ライアン・ルイスの『アイリッシュ・セレブレーション』は、フェイスブックで紹介してもらった曲ですが、なんだか魂を揺さぶるような力を感じました。思わず日本語してみれば、その内容はまさに「アイルランド式言祝ぎの歌」。 歌っているの…
イタリア人にとってはキング・オブ・ロックンロール、おらが国のエルヴィス Elvis di noialtri 。ぼくの歳ぐらいのイタリア人で知らないヤツなんていない。 そんなリトル・トニーの訃報がはいった。 あれはたしか、初めて訪れたヴェネツィア映画祭でのこと。…
エンツォ・ヤンナッチの歌う『王に会ったよ Ho visto un re 』を日本語にしてみました。もともとは、ダリオ・フォーの舞台『おいらは考えて歌うぜ Ci ragiono e canto 』(1966年)のための曲だそうです。作詞はフォー、作曲はパオロ・チャルキ。 歌の内容に…
「おらのママに歴史あり」の最終回(土曜日)、結局アキのおじいちゃん(蟹江敬三)は、一度は引退を宣言したものの、再び遠洋に出る漁船に乗り込むことを決める。そのときのセリフがこれだ。 おらは思っていたほどジジイじゃなかった。じじいと一緒いたら、…
ビル・ブルフォードは大好きなドラマーだ。そのドラミングは「ジャズにしてはロックの要素が強く、ロックにしてはジャズの要素が強い」と言われる。特徴的なのはスネア。硬くチューニングされた高音が、子気味よく変則的に打ち込まれてゆく。本人によれば、…
イタリアの友人がやってるネルドブラザーズ Neldo brothers が、U2の「ニューイヤーズデイ」のカヴァーを YouTube にアップした。 http://www.youtube.com/watch?v=-l2P4a2s4OY イタリア語では〈ウー・ドゥエ〉と発音されるU2のこの曲は、1983年の『WAR …
なあ、おれたちはある意味、パーフェクトな組み合わせだったんだ、5本の指みたいに。(170頁) かつて多崎つくるには居場所があった。5本の指みたいな「パーフェクトな組み合わせ」と呼ばれるものがそれだ。 始まりは公立高校一年生の夏だったという。つくる…