雲の中の散歩のように

Cinema letteratura musica どこまで遠くにゆけるのだろう

2022-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『舞いあがれ』と、その「リドンダンツァ」をめぐって

ひさしぶりに朝ドラのことを書く。FBには上げていたんだけど、今回の『舞いあがれ!』はなかなか素敵だ。開始からぼちぼちメモをとっていたんだけど、気がつけばもう第6週で、その名も「スワン号の奇跡」。 いや奇跡なんて起きないのですよ。でも奇跡だなと…

ブラゼッティ『Peccato che sia una canaglia』短評

1954年の作品。日本語にすれば「悪い女で残念だ」ぐらいの意味だろうか。2001年のイタリア映画大回顧祭では『女泥棒とは残念』のタイトルで公開されているけれど、日本語のソフトが出ていないなんて残念。 監督のアレッサンドロ・ブラゼッティ(1900…