雲の中の散歩のように

Cinema letteratura musica どこまで遠くにゆけるのだろう

2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

短評:デ・シーカ『Maddalena... zero in condotta』 (1940)

デ・シーカ祭り。監督第二作。とはいえ単独で監督したこという意味では第一作といえるかも。というのも、第一作の『Rose scarlatte (緋色の薔薇)』では、ジュゼッペ・アマート(Giuseppe Amato)が共同監督をしたと主張。デ・シーカに言わせると、自分で監…

短評:Le miserie del signor Travet (1945) di Mario Soldato

ニーノ・ロータ祭り。マリオ・モニチェッリのドキュメンタリーで紹介された作品。そのなかで監督のマリオ・ソルダーティが、この映画と音楽のニーノ・ロータについて、こんなふうに語っている。 『Le miserie del sigonr Travet (トラヴェット氏の苦悩)』…

短評:Il birichino di papà (1943)

ニーノ・ロータ祭り。アメリカ留学から帰ったロータが、最初に映画の音楽を書いたのがマタラッツォのデビュー作『Treno popolare(庶民列車)』(1933)。それから10年、ロータは音楽に打ち込み、最初はターラント、ついでバーリの音楽院で教師をしながら作…

ぼくらの《まつりごと》のために(2)

2014年にこんな投稿をしている。気持ちが前向きだったのだと思う。ただ、前向きな気持ちは、投票の意味を考え直すうちに生まれた。投票とは「誓い」」だという言葉に辿り着いた時に、ああそれならばと思ったのだ。その背後には「神を信じること credere in d…