雲の中の散歩のように

Cinema letteratura musica どこまで遠くにゆけるのだろう

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ハリウッドさながらのイスラム

気の滅入るニュースが続いているが、少し前にイタリアの友人から興味深い記事を教えてもらっていたことを思い出した。それがこれ。 <a href="http://www.ilpost.it/giacomopapi/2015/01/14/islam-occidentalizzato/" data-mce-href="http://www.ilpost.it…

マッテーオ・ガッローネについての覚書

MusicaVita Italia のためのコラムを脱稿。とりあげたのはマッテオ・ガッローネの『リアリティー』。この作品でガッローネは、『ゴモッラ』に続いてカンヌ映画祭のグランプリを獲得したのだが、なるほど良く出来た映画だと思った。 ところがコラムのほうは、…

チャーリー・ブラウンの嘆き

例によってFBの話題から。 フランスで起こった「週刊シャルリー」社への襲撃事件をめぐるさまざまな投稿のなかで、ぼくがハッとしたのが上の画像です。 ぼくがこのチャーリー・ブラウンの風刺画を示唆的だと思うのは、頭を抱えているチャーリーが嘆いている…

ありがとう、ピーノ。ありがとう、ナポリ。

Il Saluto di Napoli a Pino Daniele - Flash Mob a ... ピーノ・ダニエーレの訃報についてはすでに書いたけれど、その後、FBで彼に捧げられたすばらしいビデオに出会ったので、ここに紹介しておこうと思う。 その秀逸な冒頭のシーン。 ナポリの海岸で iPhon…

Pino Daniele を偲んで: "Napule è" 訳してみた

新しい年が始まってまだ5日目なのに、悲しい訃報が飛び込んできた。ピーノ・ダニエーレが亡くなったというのだ。 日本ではあまり知られていないかもしれない。けれど、彼はイタリアを代表する歌手だ。ナポリ生まれで、ナポリの方言で歌い、ナポリの音楽シー…