Retweeted 中田考 (@HASSANKONAKATA): 大学の教員は、小中高の教師とは根本的に違います。大学では教員が教えるのではなく、学生が学ぶのです。少なくとも私が大学生の時はそれが大学というとものだ、ということには学生と教員の間に広範な合意があったと思…
www.youtube.com テクノビート 単調な波形 MAN HUMAN という声 反復して 反響する MAN MAN MAN MAN MAN の連呼 HUMAN の解体 ビートは 止まらない エレクトリックな装飾音 幾重にも纏い 先へ先へと 止まる気配のないビート まるで なんとしても あの真紅の …
www.youtube.com ジョヴァノッティを知ったのはたぶんこの曲だったと思う。NHKのテレビイタリア語が始まったのは1990年だけど、この曲はその4年後に発表されている。たしか、ちょうどそのころ出演しはじめたダニオ・ポニッシさんが番組のなかで紹介して…
あけましておめでとうございます。 お雑煮つくって、おせちを食べて、おとそを飲んで、初詣に行って帰ってきたら、新年早々に、飛び込んできたのがブライアン・イーノのこのツイート。これ、ぼくの大好きなアルバムなのです。 Robert Fripp: You Burn Me Up …
授業でやってる『道』の冒頭のシーンの続き。 ここでのダイアローグなんだけど、ポイントはやはりローザの存在。 近所の女性がジェルソミーナに近づいて来て言う。 - Te ne vai, Gelsomina? (行くのかい、ジェルソミーナ?) そこでジェルソミーナは「Parto…
フェリーにの『道』のセリフだけど、先日、中級の授業で質問が出た箇所がこれ。 T'impara un mestiere anche a te e guadagni qualcosa anche te e qui in casa è una bocca di meno da sfamare...(Dalla battuta di Madre, "La strada" in IL PRIMO FELLINI…
ジョヴァノッティのニューアルバムを聞いた。その一曲目、リズムが気に入った。歌詞も悪くない。むしろ、その嫌味のない若々しさが心地よい。 1966年生まれで今年51歳になったジョヴァノッティ。若造(ジョヴァノット)ではない。けれども、ここには50代…
先日、横浜の朝日カルチャーセンターで『テオレマ』について話してきました。しかも「名作の謎と秘密」というシリーズだったのですが、いやはや、さすがにパゾリーニは簡単ではありません。語りきれなかったことや、まだまだわからない疑問も含めて、これか…
この日曜日、どうしてだか「親和力」のことを考えることになったのは、この記事が始まりだった。 cakes.mu ここで東浩紀はこんなことを言っている。 人間はそもそも、言葉だけではなく、服装や振る舞いや声の高さ低さや、じつに多様なチャンネルからの情報を…
www.youtube.com 昨日はずっと「親和力」のことを考えていた。母の日だったのだ。だから、今朝、一日遅れのイタリアからパゾリーニの詩が届いたのだけど、それはまさに「親和力」についての詩だと気がついた。タイトルは「母への懇願 Supplica a mia madre …
近くて遠いとなりの国 韓国はどこへ行く? - 放送内容まるわかり! - NHK 週刊 ニュース深読み 今朝(5月13日)の「NHKニュース深読み」で、文在寅( ムン・ジェイン)という研究者の言葉にハッとさせられた。北と戦争が始まると、まっさきに戦場に駆…
国民投票での敗北を受け、レンツィ首相が辞任しました。ちょっとした驚きです。ほんとうに辞任するかどうか、みんな半信半疑だったわけですが、ある意味で潔く身を引いたわけです。 これからどうなるのか。ヨーロッパの先行きが見えなくなってきたわけですが…
Facebook に投稿されていた記事だけど、ちょっと気になったので、それについて書いてみる。 ultimateclassicrock.com 上の記事は「ブルース・スプリングスティーンはドナルド・トランプを低脳だと思っている」というタイトル。 ちらっと読んで気になったのは…
FBで大好きなパオロ・コンテの歌詞の一節が流れてきた。知っている歌の一節だったから、すぐに頭のなかであのしわがれ声が響いた。それで、どういうわけか思ったんだ。あっ、これは今、この僕に向けられた言葉なのかもしれないってね。そのイタリア語がこれ…
ダッカのテロ事件を受けて、メキシコシティを訪れていたイタリアのセルジョ・マッタレッラ大統領の緊急コメントです。こういうときのコメントは大変難しいのですが、大統領は落ち着いた話しぶりで、言葉を選んでいると思います。イタリア語の勉強もかねて、…
映画は今はまだ冒頭から終わりまで藝術であるような作品をそれほど多く提供しておりません。人気俳優に対する熱狂や、ショットの変化によるセンセーショナルな効果、あるいは筋の急転、美しいシーンの挿入または気の利いた対話の挿入それぞれが、みな映画に…
英国のEU離脱をめぐって、いろいろな人がいろいろなことを言っている。ぼくの周りでも、、悲しんだり怒ったりする人がいるし、なんとか結果を受け止めようと考えている人もいる。かとおもえば、中東の事情を考えれば、国境線が変わるなんてあたりまえで、…
今年の朝日カルチャーセンター(横浜)のイタリア映画講座は、ルキノ・ヴィスコンティについて話している。昨日はその第2回目だったのだけど、いつもにまして多くの受講者がこられてうれしい限り。さすがにフェリーニよりも人気がありますねと言われると、…
ヴェネツィアの友人がFBに投稿していた記事が興味深い。イタリアのコッリエーレ・デッラ・セーラ紙のサイトに掲載されたインタビューなのだが、そのページがこれ。 www.corriere.it インタビューに答えているのはジグムント・バウマン(Zygmunt Bauman、1925…
デヴィッド・ギルモアは、疑いもなく、ぼくらの時代の偉大なソングライターのひとりだ。もちろん偉大なギタリストでもあるけれど、言葉をメロディーに乗せる才能に関しては、誰よりも抜きん出たセンスを持っているのではないだろうか。 もちろんギルモア自身…
エンニオ・モリコーネがついにオスカー受賞した。 2007年にはすでに功労賞をもらっている。ふつうなら功労賞はキャリアの最後にもらうもの。ところがモリコーネは「これが出発点だよ」とコメントしていた。そして、今、おん年87歳にして、新作をもっての堂々…
www.youtube.com 前記事にも書いたけど、このところボウイの『ブラックスター』をずっと聴いている。 音楽的な部分では、かなりフリージャズのテイストが効いていて、ロックンロールというよりはエレクトロニカとジャズが融合したような音が実に印象的。実際…
新しい年になってデヴィッド・ボウイの訃報が飛び込んできた。ニューアルバム『ブラックスター』が出たことは知っていたけれど、それがこの稀有なポップスターによる遺言だったというのは、彼が亡くなってから明らかになったことだ。 そのタイトル曲「ブラッ…
1968年に結成されて以来、キング・クリムゾンが過去を振り返ったことはない。ただひたすら前へ前へと進んで来たバンド、まさにプログレッシブであり続けたのが、クリムゾンなのだ。 ところが今回の「エレメンツ・ツアー 2015」は、まるで過去に立ち戻ろうと…
ここのところご無沙汰しているブログですが、今日はイタリアの詩をひとつ訳しておこうと思います。詩のタイトルは La ninna nanna de la guerra (戦争の子守唄) です。 この詩を訳さなければと思ったのには、今月13日の金曜日以来の世界情勢があります。そ…
前回の「ブドウ畑の階級闘争」では、イタリアの農業における暗い側面を紹介したけれど、今回は明るい話題を伝える記事を紹介したい。 www.huffingtonpost.it このハフィントン・ポスト(イタリア)の記事なのだが、さっと訳してみたので、いったいどこが明る…
エスプレッソ誌のサイトから、ブドウ畑のルポルタージュが飛び込んできた。
結論から言おう。この映画は傑作だ。 『スターウォーズ』や『マトリックス』と似ているとか、それを超えられたかなんて問題にしているようではだめ。これはSFの形式を借りた寓話であり、そこに込められた寓意とその背後にある現実認識こそが、この映画を傑作…
「進撃の巨人」予告 - YouTube 注目の「進撃の巨人」を観た。 以下、感想をメモったのだけど、ネタバレも含むと思うので、閲覧注意。 冒頭、エレンたちが壁の向こうの世界への憧れを語りあうシーン。これはまさに、原作者である諌山創のスタート地点。だから…
8月もすでに半ば。みなさんいかがお過ごしですか? さて、例によってFBの投稿におもしろいイタリアの記事がありました。どうやら、ある夏休みの宿題が話題になっているようなのです。 <a href="http://www.huffingtonpost.it/2015/06/08/compiti-vacanze…