ツェッペリンの名曲、今度スタジオで挑戦してみようということになった。一聴して簡単なロックンロールに思えるのだけど、これが実に難物。とてもデッドコピーは無理そうなんだけど、せめて雰囲気ぐらい再現してみたいじゃない。そこで、この曲のドラムイントロを解析してみた。
ど素人の分析だから笑って読んでね。
イントロ部分は16ビートだけど、4連符を |1234| と区切り、強拍を1で示した。
0 bar|——————————||0123|1st bar|——————————||1234|5123|1234|5123|2nd bar|——————————||1234|1231|2121|2345|
最初の|0123|はアンティシペーションで、イントロは2バーからなっていると考えるとわかりやすい。
1st バーは|1234|5123|1234|5123|で、5−3−5−3の連符で構成されている。4連符に区切って考えると、1番目と3番目は頭に強拍(1)が来ているけれど、2番目と3番目で強拍(1)がひとつずれて始まっているのがポイント。
2nd バーは|1234|1231|2121|2345|で、4−3−2−2−5の連符構成。
こっちは強拍(1)が全部で5つあり、最初の連符では冒頭に置かれているものの、3番目の連符 ...1|2121| がとくに複雑。ここで、冒頭に来るはずの強拍は2番目の最後にアンティシペーションしており、さらに、2番目と4番目に強拍が来ている(つまり裏拍になっている)という構成。そして、最後の連符|2345|はアクセントなしで、弱拍だけの構成であるところが、このイントロのすごいところ。スピード感をもって、つづく8ビートへ突入させてくれるわけだ。
ギターが入ってくる8ビートについても、バスドラとスネアーが作り出す強拍の位置が特徴的。基本的なパターンはこれ。
3rd bar|—————||1234|1234|
後半の4連符の1にアクセントを落としていないのが特徴。これでリズムが少し引っ張られて、どくとくのグルーブ感が出るというわけだね。
いやあ、おもしろい。この曲はドラムから出来上がっていったというのだけど、かなり細かいことをやってるんだよな、さすがジョン・ボーナム。