読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

雲の中の散歩のように

Cinema letteratura musica どこまで遠くにゆけるのだろう

千葉、渋谷、そして横浜(イベントのご案内)

 来週から3週連続3カ所でイタリア映画のセミナーをやります。

 

 第1弾は千葉。

 来週2月26日(火)、千葉市民文化大学というところで「イタリア映画への誘い」という講座をやります。じつはこれ、7月に予定されているイタリア映画の講座の予告編なのですが、タイトルにもあるように「イタリア映画ってけっこう面白いですよね」という話になると思います。

 ただし、イタリア映画について正面から話すのは本講座に回すことにして、今回は少し趣向を凝らしてみるつもり。そこで2011年に劇場公開された『明日のパスタはアルデンテ』と、未公開ながらDVDが発売されている『向かいの窓』の2本を取り上げることに。

 どうしてこの2本を取り上げるのが趣向を凝らすことになるのか。じつは監督フェルザン・オズペテクは、イスタンブール生まれのトルコ人。つまりイタリアからすると外国人の監督の作品を紹介することで、イタリア映画の魅力を語ってみようと思ったのです。

 というのも、このオズペテクという人、若いころからヴィットリオ・デ・シーカなどのイタリア映画が大好きで、二十歳を前にしてローマに留学、そのまま映画の世界に入り、長い下積みを経て監督として1997年に監督デビューするという経歴の持ち主。すでに9本の映画を発表し、出演したイタリア人の俳優からの信頼も厚いと聞きます。初期の作品こそトルコを舞台にしているものの、本国で大ヒットした『無邪気な妖精たち』(2001年)以降の舞台はほとんどイタリア。今やイタリアを代表する映画監督として、2008年には、ニューヨーク近代美術館で回顧展が開かれたというのですから、その評価は国際的なものなのです。

 そんな彼の映画では、はたしてどんなイタリアの物語が語られるのか、そんな話を来週の火曜日までに、なんとか考えることにします。

千葉市民大学の案内サイトはこちら:

http://www.f-cp.jp/info/kouen.php?serial=1524

 

向かいの窓 [DVD]

向かいの窓 [DVD]

あしたのパスタはアルデンテ [DVD]

あしたのパスタはアルデンテ [DVD]

 

 第2弾は渋谷。

 3月7日(木)、青学オープンカレッジの連続講座「ヨーロッパ映画の巨匠たち」のなかでフェデリコ・フェリーニを担当します。タイトルは「フェデリコ・フェリーニ:映像の魔術師とその時代」。

 じつは少し前にぼくは、この映画監督の友人でもある映画評論家トゥッリオ・ケジチの評伝『フェリーニ、映画と人生』を訳しました。そのとき感じたのは、彼の映画の一本一本がそれぞれの時代と切っても切れない関係を持っているということ。もちろん、イタリアのことを知らなくても十分楽しめる普遍性を持っているのですが、その出発点は、この映画作家が生きた時代にあるということなのです。

 1920年生まれのフェリーニが生きた時代とは、ファシズム期から第二次世界大戦を経て、戦後の復興と経済成長、テロの時代からテレビの時代、大衆消費社会へと連なるものです。あらゆる芸術家がそうであるように、フェリーニもまた時代の移り変わりに敏感に反応しながら、独自の映像物語を立ち上げていったわけです。

 とはいえ、20本を越えるその作品のすべての話をするわけにはゆきませんから、なかでも最も有名な『甘い生活』(1960年)あたりに焦点を絞って、この名作とその時代について、お話ができればなんて思っているのですが、その詳細は、これから考えるつもり。

ご関心のある方は青学オープンカレッジへ:

→(http://j-aoyama.jp/opencollege/Detail.do?id=12121321

フェリーニ 映画と人生

フェリーニ 映画と人生

甘い生活 プレミアムHDマスター版 ブルーレイ [Blu-ray]

甘い生活 プレミアムHDマスター版 ブルーレイ [Blu-ray]

 

 第3弾は横浜。

 3月16日(土)、朝日カルチャーセンター横浜で「シチリアを通して見たイタリア」という講座をやります。横浜のカルチャーでは、ここのところずっと「セリフで深めるイタリア映画」というシリーズをやっているのですが、今回は『ニュー・シネマ・パラダイス』で知られるジュゼッペ・トルナトーレを取り上げます。もちろん、シチリアは彼の故郷。

 というわけで、この講座では、トルナトーレの作品でシチリアを舞台にしたものを中心にお話したいと思いますが、考えてみるとけっこうたくさんあるんですよね。『ニュー・シネマ・パラダイス』はもちろん、『マレーナ』や『明日を夢見て』とか。だから、たぶん中心になるのは『シチリア、シチリア』かな、と思っているのですが、これはまだ時間があるので、少し考えてみることにします。

朝カルの案内ページはこちら:

→(http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=187075&userflg=0

 

ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD]

ニュー・シネマ・パラダイス 完全オリジナル版 [DVD]

マレーナ [DVD]

マレーナ [DVD]

明日を夢見て [DVD]

明日を夢見て [DVD]

シチリア!シチリア!スペシャル・エディション [DVD]

シチリア!シチリア!スペシャル・エディション [DVD]