雲の中の散歩のように

Cinema letteratura musica どこまで遠くにゆけるのだろう

もろもろ

ある詩人の言葉

あるナポリの詩人のフレーズがぼくをとらえた。こんなフレーズだ。 È la più certa prova d'amore quella di un uomo che cambia parere per essere d'accordo con la donna. (Erri De Luca [1950- ] ) 【男が見解を変えて女と合意しようとすることほど確実…

移民たちの船

10月3日、哀しいニュースが飛び込んで来た。 シチリア島とチュニジアの間に浮かぶランペドゥーザ島の沖で、アフリカからの難民を船が火災を起こして沈没したというのだ。全長20メートルの船には500人以上がすし詰めになっていたという。2日前に乗っ…

ヘイトスピーチ、貧困問題、そして疎外の向こう側へ

今朝のTVサンデーもニングを観ていたら、「風をよむ」のコーナーでヘイトスピーチを取り上げていた。そこでは、ヨーロッパでもそうだが、日本でもヘイトスピーチがネットだけではなく路上でも横行していると報じられていた。これに対してアンチ・ヘイトスピ…

帰省

ここのところ毎年8月には倉敷に帰省している。 帰省するとまずお寺に挨拶に行き、山の畑から榊や彼岸花をいただくと、少し離れた墓地にまわり、墓石を掃除し、花々を飾り、お経をあげる。セミの鳴き声のなかで汗が流れ落ちる。 なんだか、ありふれたことを…

原発は反でも脱でも卒でもなく…

選挙が近づいてます。 いろいろ言われてますが、ぼくにとって選挙の争点はやはり「原発」です。原子力発電というものを一体どう考えればよいのか?反対すべきなのか?それとも賛成すべきなのか? ぼくは今まで原発は胡散臭いと思ってきました。あれはヤバい…

中味のない人間

まずは東京新聞のこんな記事から。 自民党の高市早苗政調会長は十八日、原発の再稼働について「東京電力福島第一原発事故で死者が出ている状況ではない」として、原発再稼働を主張した自らの発言について「誤解されたなら、しゃべり方が下手だったのかもしれ…

めくるめく鎌倉

木曜日に鎌倉に行ってきた。英文学の山木さんの案内で、フランス哲学の鈴木さんとブラブラ。やっぱり歩かなきゃわからないことがあるものだ。 まずは朝比奈切通しを歩いて熊野神社へ。鎌倉へ通じる七口のひとつだけど、実際に歩いてみるとなるほど山に囲まれ…

決めつけるのは危ない

少し前に朝の番組「とくダネ」の木曜日コメンテーターをしている陸上の為末選手が、(細かい文脈は忘れてしまったが)中国との国境を巡る問題について、こんな言葉を口にしていた。 「決めつけるのは危ないですよね、グラデーションでゆかないと」。 なんだ…

スマートフォン?

今朝の「とくダネ」でスマートフォンの弊害を取り上げていた。いわゆる生活情報のコーナでのたわいもない話なのだが、おもわず見てしまった。 弊害の1つが「ストレートネック」。スマートフォンを長時間使用することで、背骨の首を支える部分から湾曲がなく…

雲の中で散歩しましょう

アップルの iWeb でぼちぼち書いていたのだけど サイトが使えなくなったので、なにもせずに放っておいたら いつの間にか成長した娘が、さっさとこのブログを立ち上げてくれました。 ブログやれよって勧めたのはぼくなんだけど、 いつの間にか、ブログやりな…